個々人の特性とロートアイアンなどの物造り2014年01月24日
ロートアイアンなどを製作する人間の中でも、創作意欲のある人の欠点は、すぐに飽きてしまうことにあります。 製造という仕事にとってはこのような欠点は致命的と言えます。しかし良くしたもので、人間は個々人の特性を活かされることによって仕事が出来るようになっています。したがって、ロートアイアンの製作などの手工芸の場合においては、そのような個人の特性をうまく活かすような工程分業が実現していることがとても重要な問題となります。一般的には、ロートアイアンなどの手工芸的な物造りの仕事に関しては「好きこそ上手」というように、仕事と人との結びつきが当然にあるように思われているようですが、実はそのような単純な問題ではないのです。