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金属加工用語│ロートアイアンのお話

ワイヤーカット2014年07月10日

ワイヤーカットとは、加工のための工具として細いワイヤーを使用し、テンションをかけた状態でそのワイヤーを走行させつつ、ワイヤー電極と加工対象物との間に放電を発生させ、加工対象物をその放電エネルギーによって糸鋸式に加工する手法のことをいいます。

ワイヤーカットはブロック材からの加工、たとえば高度な加工精度が必要となる金型や精密治具、歯車、焼入れ部品の後加工などのような場合によく用いられています。

ワイヤーカットは加工対象物に接触しない加工法であることから、加工対象物に圧力が加わらず、そのため圧力が原因で大きく変形したり損傷したりひずんだりすることがありません。また、切削加工で必要なるような各種刃物工具などは必要ではなくワイヤ1本で足りることから工具を交換したりセットし直したりといった手間もいりません。さらに切削ではできないような複雑な曲線形状のカットも可能であるという特徴もあります。


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