ロートアイアンの歴史(7)2013年12月21日
ロートアイアンを取り巻く世界では、20世紀前半のモダニズム建築の時代、近代デザイン運動の影響を受けた自由で新鮮なスタイルがドイツを中心として誕生し、意欲的な活動が開始されました。ロートアイアンは、近代ロートアイアンの父とされるフリッツ・キューン氏によって、ハンデクラフトの技術として、デザインとして体系的に整理され、技術教育のマニュアルが確立されました。フリッツ・キューン氏は、中世的な職人仕事であったロートアイアンをクラフトマン作家、工芸産業の仕事へと導こうとしたと考えられます。